「つみたてNISA」について気になってはいるけど、「大学生でも始めるべきなのか?」と悩んでいませんか?
いくら稼げる可能性があるからと言って、自分のお金が減るリスクがあるもの、しかも周りの学生がやっていない投資に手を出すのはどうしても不安に感じてしまいますよね。
そんなあなたのために、「つみたてNISA」に関する情報を必要な部分に絞ってわかりやすく解説します。
本記事を読めば、つみたてNISAがどんなものなのか、なぜ大学生のうちから始めたほうが良いのかが理解でき、一歩踏み出してみようかなと思えるようになりますよ。
私自身は社会人になってから「つみたてNISA」を始めたのですが、もっと早くから始めておけばよかったと後悔しました…
つみたてNISA:国の税制優遇制度を有効活用しよう!

「つみたてNISA」は、投資初心者でも安定して資産を増やせる可能性の高い投資手法/税制優遇制度です。
最長20年間、最大40万円/年の非課税枠があり、この枠内での投資利益には課税されない、というのが「つみたてNISA」の基本的な制度内容になっています。
非課税だとそんなに大きな違いがでるの?
はい。次のグラフを見てください。
上のグラフは、毎月3.3万円を20年間、年利5%で積み立てた際の資産推移です。
投資元本792万円に対し、最終資産は1356万円と、2倍近くまで資産が増加しています。
そんなに投資で増えるんですか!?
このとき、通常であれば最終利益564万円に対して税金20%がかかり、113万円も税金として徴収されてしまうのです。
そして、取られる税金の額もすごいですね…
しかし、「つみたてNISA」であれば、この税金分113万円の納税が丸々免除になります。
このような税制優遇が受けられるために、特に最近大変話題な制度となっています。
大学生こそ「つみたてNISA」を始めるべき理由

それでは、大学生こそ「つみたてNISA」を始めるべき理由を紹介していきます。
それでは1つずつ見ていきましょう
理由①:大学生は種銭を稼げるチャンスが多い

つみたてNISAを大学生に薦める理由1つ目は「大学生は種銭を稼ぐチャンスが多いから」です。
大学生には、給付型奨学金やスキマ時間のアルバイト、教科書の高額販売など、様々なお金を稼げるチャンスがあります。

上記記事で紹介したもの以外にも、比較的スキマ時間のある大学生をいう立場を活かし、YouTubeやせどり、ブログ運営などの副業で稼ぐことも可能です。
さらに、無理のない範囲で継続的に節約することで、着実に貯蓄を増やすことができます。
- 大きな出費から見直す(食費/光熱費/衣服代の節約は後回しでOK)
- モチベーションに左右されない節約を優先する
- 節約の成果を”見える化”する

大学生だからこそのお金稼ぎ手法によって貯蓄を増やし、少額からでもつみたてNISAで運用してみましょう。
\給付型奨学金や教科書高価売却など!/
\無理なく継続できる!/
理由②:長期運用で高い利益を得られる

つみたてNISAを大学生に薦める理由2つ目は「長期運用によって高い利益を得られるから」です。
なるべく若いうちから積み立て投資をすると、利益に対してさらに利益がのり雪だるま式に資産が増えていきます。

このように利益に対して利益が乗り大きく稼げることを「複利の力」と言い、人類最大の発明とまで言われています。
なるべく早く開始し、長期で積み立てることが大切なのですね
大学生という若さを活かして長期で積み立てられると、大きく稼げる可能性があるのです。
理由③:長期積立でリスクが下がる

つみたてNISAを大学生に薦める理由3つ目は「長期積立でリスクが下がるから」です。
投資ってなんか怖いイメージあるんですよ…。つみたてNISAで損する可能性はないんですか?
投資である以上、一定のリスクはあります。
大きくプラスになる可能性もあると同時に、最終的にマイナスになる可能性も残ります。
マイナスになるのは怖いからやっぱりやらないでおこうかな…
気持ちはわかりますが、長期間積み立て投資し続けることで高確率で資産がプラスになる結果が得られているんですよ
以下の図は米国株式「S&P500」の年平均リターンを表したグラフです。

15年以上の投資期間を持つとマイナスにはならないんですね!
これが長期投資=「時間分散」投資の効果です。
つみたて投資は、基本的に毎月一定額ずつ株式などの投資商品を購入していきます。
投資商品が下落したときには投資商品の数量を多く購入し(=セール価格で安く購入)、
逆に値上がりしたときには少ない数量を購入する(=高値づかみをしない)ことになります。
このように長期間継続して投資し続けることで、一時的な価格の上昇下落の影響を軽減し、最終的にプラスのリターンをもたらしてくれるのです。
投資対象分散でさらにリスクが下がる
「時間分散」というお話が出てきましたが、投資対象も分散することでさらにリスクを低減させることができます。
株式について考えてみると、A社だけの株だけを買うよりも、B社やC社の株も買っておくことで、会社倒産などによる損失のリスクを減らすことができます。

「つみたてNISA」の投資対象は、(基本的に)数十~数百の投資対象に対して分散投資した投資信託から選ぶことになるので、十分に分散が効いている状況になっています。
「時間」、「投資対象」を分散できる積み立て投資は、最強の投資手法の一つと言われているんですよ
理由④:時間に余裕があるうちに資産運用の勉強ができる

つみたてNISAを大学生に薦める理由4つ目は「時間に余裕があるうちに資産運用の勉強ができるから」です。
自分の資産をうまく活用する「資産運用」は時間に余裕のある大学生のうちから学んでおくべきです。
ここまでで紹介してきたように、投資する際には長期視点で運用することでリスクを減らし収入を多くすることができます。
そのため、大学生という早い段階で資産運用を学ぶことで大きく稼げる可能性が高まります。
また、資産運用をする際には、必ず世界経済や政治、科学技術の発展など、非常に多くの情報を知る必要があります。
それらの情報に触れる機会を増やしておくことで、就職活動や入社後の情報戦も優位に進められるでしょう。
企業の業績や紛争、感染症などは明らかに株価や地価に影響を与えていますもんね
「つみたてNISA」の始め方

「つみたてNISA」の凄さはよくわかったけど、どうやって初めたらいいの?
具体的な方法の紹介は他のブログや証券会社公式HPに譲りますが、基本的な流れとしては以下の通りとなっています
- 証券会社への提出書類を用意
- 証券会社サイトで情報入力
- 税務署の審査完了を待つ(1~2週間程度)
- 口座開設完了の通知
- つみたてプランの設定
これらの証券会社は、口座開設費用が無料で始められますので、無駄なコストを掛けずに淡々と長期つみたてしていくことができます。
「つみたてNISA」投資商品の選び方

証券口座の設定が終わったから、あとは投資商品を選ぶだけですね。選び方とかはあるんでしょうか?
基本的には、①手数料・信託報酬が安く、②長期で右肩上がりに値上がりする可能性の高い商品を選ぶと良いです
[SBI証券]
- 【米国株】SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 【世界株】三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
[楽天証券]
- 【米国株】eMAXISSlim米国株式(S&P500)
- 【世界株】eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
米国の500社に分散投資しているS&P500は、直近30年間で約10倍値上がりしているという非常にパフォーマンスの高い商品になります。

世界株(オールカントリー)は、米国だけでなく日本や新興国も含め世界中の株式に分散した投資信託です。
現状は、米国株が絶好調ですが、将来的には他の新興国が台頭してくる可能性もあります。
そのような世界的な大きな変化を取りこぼさずに利益をあげ続けるために、世界株を選ぶ投資家も多くいます。
現在値上がりが著しい米国株式に投資するか、全世界の成長に投資するかは個人の好みですが、いずれにせよこれらの指標に投資することで、将来的に高い確率で資産が増えると考えられます。
ちなみに私は、米国株と世界株に50%ずつの割合で積み立てています。
非常に悩んだ末に、どっちも買っておこうという結論になりました
【まとめ】「若さ」を味方につけ着実な資産形成を!
本記事では、大学生が「つみたてNISA」を始めるべき理由を説明しました。
つみたてNISAは資産形成に大変有効な国の制度です。
手元のお金に余裕のある人は、少額ずつからでも是非はじめておくと良いですね。
私は数年前からこの制度を知っていたのですが、研究が優先!と考えてすぐに始めなかったことを後悔しています…
一度設定してしまえばあとはほったらかしで資産形成できますからね
以上で大学生が「つみたてNISA」を始めるべき理由の解説は終わりです。
ご不明点等有りましたら、お気軽にツイッター「@Washimaru_UNIV」までご質問ください。
お疲れ様でした!
\給付型奨学金や教科書高価売却など!/