本記事では、複数の給付型奨学金を得るための戦略・心構えについて紹介します。
これから給付型奨学金に申請しようと考えておられる方の中には、以下のような疑問、悩みを持たれる人もいるかと思います。
本記事を参考にして複数の給付奨学金を併給することができれば、月に10万円以上の高額受給も十分に狙えます。
給付型奨学金は「大学生だからこそ」できるお金の稼ぎ方として最も優れた制度です。
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本記事を読んで一人でも多くの大学生/大学院生に給付型奨学金を勝ち取って欲しいと願っています。
給付奨学金でも併給できるものは多い!
まず最初に認識しておいていただきたいのが、給付奨学金は併給できるものが意外と多くあるということです。
最近では毎年のように新しい奨学財団が増えてきており、これらの中には併給可能なものも多く含まれます。
さらに、日本学生支援機構の第一種奨学金や、授業料免除制度との併用が認められている場合が多く、知っている者のみが得をする状況が広がっています。
まさに「奨学金の情報戦」ですね
本記事を見つけてくれたあなたには是非ともこの情報戦を制し、経済的に余裕のある大学生活を送ってほしいと願っています
複数の給付型奨学金を得る戦略と心構え
まず結論から話しますと、本記事で紹介する複数の給付型奨学金を得る戦略と心構えは以下の4つになります。
- 多くの給付型奨学金を調査する
- 給付奨学金を併給することへの遠慮は不要
- 申請書は使い回して効率よく複数申請を
- 大学奨学金担当の心象は損ねないように注意
それでは、それぞれの内容について詳しく紹介していきますね
① 多くの給付型奨学金を調査する
複数の給付型奨学金を得る戦略と心構えの1つ目は、「多くの給付型奨学金を調査すること」です。
そもそも複数申請しようにも自分の状況にあった奨学金の種類を知らなくては申請できませんよね。
学年や学部、成績、家計状況など、自分の状況に合致する給付型奨学金を選別し、通過率の高いものに申請してみましょう。
本ブログでは、この給付型奨学金の選別作業をサポートするために、多くの給付型奨学金を学年別に一覧で紹介しています。
こちらも参考にしながら、選別作業を進めてみてください。
② 給付奨学金を併給することへの遠慮は不要!
複数の給付型奨学金を得る戦略と心構えの2つ目は、「併給することへの遠慮を捨てること」です。
でも複数の奨学金枠を取ってしまうのは気が引けると言うか、他の人に申し訳ない気持ちになります…
そのように思えるあなたは他の人にも配慮できる大変心優しい人だと思います。でもそのような心配は必要ありませんよ
給付型奨学金の申請には多くの場合所得制限が設けられています。
自分の家計状況を考慮せず極端に多くの奨学金を受給しようとすると、申請したとしても財団側の制限に引っかかってしまう可能性が高くなります。
つまり、あなたが奨学金の枠を勝ち取ったとしても、それはすでにもらっている給付奨学金の収入を含めてもあなたが他の人よりも経済的に苦しかった可能性があるということです。
私はまさにこのパターンで、自分が思っている以上に自分の家庭が経済的に苦しかったことを奨学金申請をきっかけに気付きました。それからは、奨学金のような経済支援制度に遠慮せず申請できるようになりましたね
あるいは、多少あなたが経済的に余裕があったとしてもあなたの将来性に投資する価値が十分にあると財団側が判断したという可能性もあります。
奨学財団は「経済的状況」と「勉学意欲・能力・将来性」などを総合的に考えて給付の可否を判断していますので、採用された場合は勉学や研究に頑張り、優れた人物に成長することが奨学財団への恩返しになるのです。
③ 申請書は使い回して効率よく複数申請を!
複数の給付型奨学金を得る戦略と心構えの3つ目は、「申請書を使いまわして効率良く申請すること」です。
いくつも奨学金申請するのって面倒くさそうなんですよね。1回目のときも申請理由考えるの大変でしたし…
1つ申請書を作ったらあとはほとんどコピペでいけてしまうことが多いですよ
給付奨学金の申請時に記載を求められる事柄として以下のようなものがあります。
- 経済的状況
- あなたの将来展望(どんな社会を作っていきたいか)
- →そのためにどんな人物になりたいか
- →そのためにどんな大学生活を送りたいか
- あなた自身の将来性(これまでの実績をもとに証明)
上記をまとめると、
①こんな能力を持った人物が、
②将来こんな社会を作ろうとしている。
③けれども経済的理由によりそれを阻害されそうになっている。
ということをアピールするのが奨学金申請の本質となります。
つまり、一度申請書を作成してこの項目に対する回答を用意できておけば、あとは使いまわしで他の申請もできてしまうということなのです。
逆に言えば、1つだけ申請するという状況は非常に効率が悪いということになります。
効率の良い資金獲得のために、是非複数申請してみてください。
④ 大学奨学金担当の心象は損ねないように注意
複数の給付型奨学金を得る戦略と心構えの4つ目は、「奨学金担当の心象を損ねないこと」です。
最後に一点だけ注意しておきたいのは、大学にいる奨学金担当の心象だけは損ねないようにすることです。
奨学金申請時には、財団に直接提出するのではなく大学を通して申請するものも多いです。
そのような形式であることもあり、大学側の裁量で申請制限がかけられてしまうこともあります。
つまり、申請時に事務員相手だと思って横柄な態度で対応してしまうと、大学審査の段階で外されてしまう可能性が高くなってしまうということです。
それだけで落とされることもあるんですね…
事務員さんも同じ人間ですから、そのような心象によるバイアスはどうしても拭いきれないものです。逆にこちら側から丁寧に接していると、お得な奨学金情報を教えてもらえたり多少の申請ミスをカバーしてもらえたりと、得をする機会もありましたよ
【あとがき】複数の給付奨学金で余裕のある大学生活を!
本記事では、「複数の奨学金を獲得するための心構えと戦略」を紹介しました。
給付奨学金は一つで5万円程度のものが多く、これを2、3個獲得できると毎月10万円以上受給できることになります。
バイトで毎月10万円を稼ごうと思うとなかなか大変ですよね…
貸与型にはなりますが、日本学生支援機構の第一種奨学金(大学院生向け)には「返還免除制度」もあり、こちらも大学院生だからこそ利用できる素晴らしい制度です。
これらの素晴らしい制度を有効活用して経済的な余裕が出てくると、勉強や研究、就職活動などにさらに集中して取り組むことができ、成果稼ぎの好循環を作ることができます。
これらの「大学生だからこそ」利用できるサービスや制度を有効活用して、充実した大学生活にしていきましょう。
● 大学生/大学院生におすすめのお金の稼ぎ方5選【ランキング】
以上で、複数の奨学金を獲得するための心構えと戦略の紹介は終わりです。
ご不明点等有りましたら、お気軽にツイッター「@Washimaru_UNIV」までご質問ください。
お疲れ様でした!