こんにちは、わしまるです!
わしまる大学では、地方国立大学や中堅私立大学の立場を上手く使い倒し「スキル・お金・業績」の3つの成果物を得る術について情報発信をしています。
難関大学は内部での競争が熾烈だから、意外と地方国立大学や私立大学のほうが楽に成果を稼ぐことができることもあるんだ
今回はそんな3つの成果物のうち、「業績」となる学会発表に向けた発表練習に関してお伝えしようと思います。
このような疑問に答えるためにこの記事では、発表練習の重要性や具体的な取り組み方について、できる限りわかりやすく解説します!
大学生活で貪欲に「業績」を稼ぎ続けてきたノウハウを本記事で公開していきます!
発表練習を極めし者は賞レースも制す
学会発表で受賞するためには本番前の発表練習は必須と言っても過言ではありません。
受賞は給付奨学金獲得や、貸与奨学金の返還免除への重要な業績の1つとなりますので、これに向けた発表練習は非常に重要なものであると言うことができます。
受賞するために必要な要素として、以下のような要素が挙げられます。
- 制限時間を守れているか?
- ストーリー展開は妥当か?
- 発表資料は伝わりやすいものであるか?
- 独創性、新規性はあるか?
- 発表者の理解度は十分か?
これらの項目は全て発表練習によって向上させていくことができます。
それでは、それらの項目について詳しく見ていきましょう
制限時間を遵守することを意識する
「制限時間を遵守する」ということは、学会における正式な評価項目に入っていることはほとんどありません。
逆に言えば、発表時間を守ることは当たり前のことであり、それを守れていない発表者の評価点は全体的に低くなることを意味しています。
過度な時間オーバーになってしまった場合、聴衆に与えられた質疑の時間、権利が奪われることになるため心象が大きく悪化し、それが評価点に表れてしまうのです。
学会で大きく時間オーバーしている人はよく見ますが、本当に良くないことだったんですね…
発表練習では、無駄な説明や言葉の詰まりをなくすことができますので、このような制限時間オーバーになる可能性を極限まで減らすことができます。
発表練習中に自分がどこで話が詰まりやすいかを確認する事ができ、それにより本番で言葉が出てこなくなった場合にもとっさの言い換えで切り抜けることができます。
制限時間を確実に守れるようになるまで、というのが発表練習をやり込む1つの目安ですね
「研究を楽しんでいる雰囲気」を出せるか?
採点者の心象として、本当に楽しんで研究をしているんだな、というのが伝わってくるような発表者には高い点数をつけたくなるものです。
嫌々やらされたテーマで、言われて仕方なく発表しているような人に良い点数を出そうとは思いませんよね?
確かにそうですね。でもどうやってその「楽しんでいる雰囲気」を表現するんですか?
質疑応答を有効に使うことが最も重要です。
質疑応答は原稿にはない対応力=如何にその人が普段から考えているかが如実に出る部分です。
発表練習をやり込むことで想定質問が思い付いたり、予備資料としてこれが必要だなと気づくことができます。
発表では目線を聴衆に向けられるように
発表時にどうしても資料ばかりを見ながらになってしまう人は多いと思います。
そんな私も昔は資料から目を離すのがなんとなく怖く、内容を理解していてもスライドばかり見続けていました。
しかし、聴衆、採点者にも、資料から目を切り周りを見渡しながら発表している人は「十分に準備・理解している人だ」という好印象を受け点数も上がりやすくなります。
発表練習は、そんな「聴衆を見ながら話す」という難易度の高い行為を非常に容易にしてくれるのです。
事前の準備により内容がしっかりと頭に入っているので気持ち的に「話が途切れてもなんとかなる」という余裕が生まれ、ほんの少し意識するだけで周りを見渡すことが出来るようになります。
また、ちょっとしたボディランゲージ(上昇する様子、数値の大小、実験手順など)を使う余裕も出てくるため、ますます「自信に満ち溢れた研究者」に見えるようになっていきます。
これにより、上で紹介した「研究を楽しんでいる雰囲気」も出てきますね
これは就活時の面接においても非常に重要なことです。
「相手を見て自分の意見を伝える」ことを普段から練習しておくことは、生涯に渡って役立つスキルとなります。
定期的な学会発表で是非マスターしておきましょう。
発表資料のブラッシュアップ
発表練習で何回か自分の資料を見ていると、作成時に気づかなかった修正点が見えてきます。
- 論理的な繋がりは妥当か?
- 文章 ➞ 分かりやすい図面 にできないか?
- 全体的なフォント、色使いに統一感があるか?
- 誤字脱字
これらを少しずつ修正していくことで、非常に完成度の高い資料へと仕上げていくことができます。
資料を作った段階では気づかなかったことも、実際に通して話してみることで矛盾点に気づくことも多々あります。
資料も原稿もギリギリまでブラッシュアップし、より良い本番発表にしていきましょう。
【あとがき】発表練習で業績を量産しよう!
本記事では、学会に向けた発表練習の重要性や具体的な取り組み方を紹介してきました。
多少面倒に思われる発表練習ですが、1日1時間を2、3日行なって見るだけでも見違えるほど素晴らしい発表になります。
日を変えて行うというのも記憶の定着、別視点からの再確認という意味で重要ですね。
発表練習に本気で取り組む中で資料作成能力や論理的思考力といった「スキル」を伸ばしたり、受賞することで「お金」を稼ぐための奨学金獲得に繋がります。
本記事の内容を是非実践していただき、大学院生活で成果を挙げるための好循環を作り出しましょう。
受賞を意識することは大学生活を上手く活用するための重要な要素が詰まっているんですよ
以上で学会に向けた発表練習のポイント解説は終わりです。
ご不明点等有りましたら、お気軽にツイッター「@Washimaru_UNIV」までご質問ください。
お疲れ様でした!