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【企業博士研究員】社会人1年目のリアルな年収を公開

【企業博士研究員】社会人1年目のリアルな年収を公開

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今回は、博士号取得後に企業の研究員として就職した社会人1年目年収を公開しようと思います。

  • 博士号を取得することでどのくらい給料が増えるの?
  • 博士号は昇進に有利?
  • 昇給についてはどうですか?

こんな風に、博士号を取得することによる給料面でのメリットが気になる方も多いのではないかと思います。

そんな方々のために、本記事では博士卒、メーカー研究職勤務1年目の私が、社会人1年目の年収と他の立場との比較、今後の給与展望についてまとめていきたいと思います!

本記事の信頼性

わしまるは博士号取得後、メーカー研究員として働いていますので、同じような境遇の方の参考になると思います。

ずばり社会人1年目の年収は…

ずばり、新入社員として入社した1年目の年収(課税対象分のみ)は、

「324万円」

でした!

たかこさん

ん?思ったよりも低いかも…

わしまる

ぱっと見はそうですが、これには少し補足しなくてはならないことがあります

まず、この年収には1年のうち、以下の期間の給与、賞与、手当が含まれていません

社会人1年目年収「324万円」に含まれていない収入
  • 1月~4月前半(3.5ヶ月)分の給与:約100万円
  • 上記期間分のボーナス査定(6月分):約30万円
  • 1部条件が合致せず受け取れなかった家賃手当:約60万円

上記項目を考慮すると、実際に1年間フルに働いた場合の年収は「約514万円」になります。

以下のページで、1年間フルに働いた場合の給料が紹介されています。

助教の給料との比較もありますので、企業と大学との年収の違いが気になる人は是非参考にしてみてください。

参考:【ポスドク】民間企業転職で年収はどのくらい上がる?30歳・元 特任助教のケースを赤裸々に紹介【給料/ボーナス/福利厚生】

企業博士研究員の社会人1年目の年収は「324万円」

※1年間フルに働いたと仮定した場合は「約514万円」

他の職種との年収比較

社会人一年目年収「514万円」(1年労働したと仮定)を「修士卒」「ポスドク(学振PD)」との間で比較してみましょう。

まず修士卒との比較ですが、博士と修士を比較した際に多くのメーカーでは3万円~5万円の月収差があります。

ここから年収の差分を求めてみると、社会人1年目の年収は修士卒で「約450万円」と想定されます。

(※1年フルで働いたと仮定した場合)

わしまる

ただし、修士卒との比較では年齢の違いを考慮できていませんので、比較するのは難しいかもしれません

次に、アカデミックポジションであるポスドクと比較してみます。

博士号取得直後の研究員の多くは学振PDの獲得を目指すと思います。

非常に競争率の高いポジションですが、この学振PDを取れた場合のポスドクの年収は「434万円」となります。

(※1年フルで働いたと仮定した場合)

たかこさん

競争率が高くても、年収はそんなに高くないんですね

しかも、この金額は最大継続期間である3年間は1円も昇給することはありません。

その他の福利厚生もありません。

わしまる

やはり給与面では、アカデミックは冷遇されていると言わざるを得ないですね

1年間フルに働いたと仮定した場合の年収は、企業博士研究員「約514万円」、修士卒メーカー社員「約450万円」、ポスドク「434万円」

昇給・昇進のしやすさは?

たかこさん

昇給のしやすさについては何か情報はありますか?

わしまる

はい、周りの情報をもとに整理すると、基本的には毎年15~30万円/年ずつは昇給する見込みになっています

博士号を持っていると昇進もしやすい傾向にあるようです

修士卒の人が3年間で1ランク上がるところを、2年間で1ランク上がっていくと聞いています。

たかこさん

やはり専門技術や論理的思考力を持っている博士は昇進にも有利なんですね

わしまる

これは私事ですが、今年もらえなかった家賃手当4万円/月も来年からもらえるようになるので、一気に年収が上がる見込みになっています

福利厚生も侮れませんね

企業の博士研究員は昇給・昇進もしやすい!

【あとがき】企業博士研究員は高待遇環境で研究できる!

本記事では、博士号取得後に企業の研究員として就職した社会人1年目の年収を公開しました。

本記事のポイントまとめ

  • 企業博士研究員の社会人1年目の年収は「324万円」
  • 1年間フルに働いたと仮定した場合の年収は、企業博士研究員「約514万円」、修士卒メーカー社員「約450万円」、ポスドク「434万円」
  • 企業の博士研究員は昇給・昇進もしやすい!

上には上がいることは理解した上ですが、博士持ちのメーカー企業研究員はある程度手厚い待遇の中で研究できると感じています。

現在アカデミック職(ポスドク、助教、特任職)に就いておられる方は、一度企業研究職への転職を考えてみると視野が広がるきっかけになるかなと思います。

現在、企業におけるアカデミック人材の需要が高まっており、研究テーマが近く高待遇な求人がある場合があります。

また、これから企業に行くかアカデミックに残るかで迷っている学生の皆さんには、アカデミックと企業研究職を比較した記事を書いておりますので少しでも参考になればと思います。

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以上で、企業研究員1年目の年収に関する紹介は終わりです。

ご不明点等有りましたら、お気軽にツイッター「@Washimaru_UNIV」までご質問ください。

お疲れ様でした!

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